まず、自分はギター買うちょっと前まで、 
『ギター弾いてるって〜と、なんか【かっこつけてる】って感じでイヤ』 
とか、 
『ギターなんかバンドの中ではソロの時以外は殆ど音わからんし、 
なんか俺には【良さ】が理解できん』 
ってなこと思てた。でも、 
【アコギ1本で弾き語る】ってのには、ちょっと憧れてたりもした・・・ 
けど、 
『教えてくれる人おらへんし、それ以前に人に教えてもらうんは、 
なんかイヤ。けど、独学で頑張れるほどやる気も無い・・・』 
『夜、アコギ練習するんはちょっと迷惑やろ』 
『俺、手ぇちっちゃい上に指太いし・・・』 
『ギター売ってる店って、なんか独特の雰囲気で入り辛い』 
と、【途中で挫折する】って事が頭にあって、今思うと【弾きたい!】 
って気持ちを無理に押さえ込んでたんかも知れん・・・ 
だいたい学生の時は、ひたすら部活に燃えてたで、他のことには 
あんまし興味なかった。 
でも実は、それまでに何度かギターに触れる機会はあった・・・ 
まず自分が中学の時、親戚の人が家を改築して、その時に 
古いギター(アコギ×1、ガット×1、エレキ×1)を貰った。 
けど、特別弾きたかった訳でもなく、たんに 
【貰えるもんは貰っとく】という自分の信念(?笑)からだ。 
そしてそのギター達は、しばらく自分の部屋のオブジェとなった後、 
ある者はツレに売られ、ある者は従兄弟の子へ貰われていった・・・ 
次に高校時代、音楽の時間はギターやったけど、単純なメロディーを 
ポロンポロン弾くだけで、いまいち楽しさを感じやんだ。 
自分の中でギターは【ジャカジャカ弾くもん】ってイメージが 
強かったんで、『なんか違う・・・』って感じやった。 
 
そんな自分がギターを始めたんは、会社に後輩が入ってきてからで、 
その子がギターやってることを聞き、自分はその頃パソコンと 
キーボードで音楽やろ〜とか思てたとこやったんで、 
「バンドでも組もかぁ?(笑)」 
って感じで、たま〜に家で一緒に楽器で遊ぶようになった。 
んで、何度かギターを進められたが、相変わらずさほど興味なかった。 
その後キーボードは挫折して、他にもオカリナとかハーモニカも 
やりかけたが長続きせず、でも音楽は好き。って状態で、その子に 
「ギターはホンマに全然やる気ないん?」 
と訊かれた。その頃には何となくギターにも興味が湧いてきてたし、 
先生?(笑)も居てる。んで「アコギやったらやりたい!」 
と、時々話すようになった。それからだんだんやりたくなってきて、 
ある日その子に、楽器屋に付き合って貰いその場で即購入した。 
このギターを選んだのは、その子が 
「これとか、これはネックが細いめで使いやすてええよ」と言ってた 
のもあるが、やっぱし【見た目】が気に入ったんが一番の理由だ。 
 
そ〜して、めでたくギターを手に入れた訳だが、しばらくして 
またも挫折しかける・・・お約束の【Fコード】ではなく、 
『なんかピックに馴染めん!弾〜てると滑って飛びそうになるし、 
音に強弱よ〜付けやん!あ゛〜イライラする!』 
ってな、ふざけた理由で・・・ 
けど結局【ピック使わずに弾く】ってことで解決。(笑) 
ちなみに今の自分にとって、 
『ギターは歌うときの照れ隠しの道具』 
って役割が一番大きい。 
自分だけではないと思うが、伴奏無しで歌うってのは、誰も聞いて無くても 
結構恥ずかしいもんやと思う。 
例えばツレとかとの話の中で、 
「あれ?それってどんな歌やったっけ?」 
とか訊かれたとき、なんのためらいもなく歌える人って少ないと思う。 
それでもどうしても歌わんと伝わらんと思って歌うとき、自分の場合以前から 
無意識に、ギタージャカジャカ弾くようなかっこして歌う事が多かった。 
っと、その流れで今でも【照れ隠し】になってる。 
つまり自分の中では『なんだかだ言ぅても、やっぱ歌がメイン!』 
って思てるんっスね。 
んで、弾き語りにはやっぱアコギが最適! 
キーボードやエレキギターは、アコギほどの手軽さは無いし、 
ウクレレではちょっとレパートリーが限られてくる。 
でも、【手軽さ】って意味ではウクレレのほうが勝ってるなぁ 
そうそう、ウクレレも持ってるっス。その話はまた別の機会で・・・ 
 
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